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手術延期
病院に行って術前検査をしてきました。
血液4本抜かれて、尿検査、肺活量、心電図...全て異常なしでパス。

久々に針刺し腕で1発OKでした。これにはビックリ。
注射や点滴や採血などの針刺しの時、大体手の甲からやられてしまうんです。
最近では、困惑気味の看護師さんには腕で挑戦する前に
『あの...細い針にして貰えるなら手の甲からでも結構ですよ』って言っちゃう。
失敗されて何度も針刺されてしまうより、痛くても確実に1回で終わる方が...。(^^;

入院、手術に関する家族のサインの件は、結局彼氏に「委任状」を書いて貰う&術前検査と入院当日と手術日当日に一緒にいてもらう...という事でクリアになりました。
一応それが入院時の「身元引受人」になるらしいんだけど、それ以外にも「保証人」がいるみたい。
これは仕事をしている人なら友達でも誰でもいいらしいけど、それすら誰に頼んでいいのやら。
これにまた手術時には「同意書」へのサインが求められるわけで...。

自分の体、自分で手術を決めてやってもらうのに、1人で何でも出来るわけじゃないんだね。
3年前にあたしも他の手術で入院しているし、父親の入院や手術なども経験しているから今さらそんな事を考えてしまうのはおかしいけど、その時は親兄弟がいて当たり前だったし、その人たちがサインをするのも当たり前の事だったから何の疑問にも思わなかったけど、今こうして1人になってみると現実ってこんなもんなんだなぁ...とボケ~っと考えてしまいました。
右も左も分かんないような子供じゃないし、大きな手術でもないし、入院期間だって短いし、お金だって払えるし、それでも全くの1人では何も出来ない、病院は受け入れてくれないという現実。

『結局、どなたかご家族の方...連絡取れましたか?』

『いえ、結局誰とも連絡が取れないので委任状を持って来て、
 今日はムンテラがあるという事なのでパートナーについてきてもらっています』


『そのパートナーっていうのは...』

『11年近く一緒にいるパートナーです』

『分かりました。ではその人へ委任するという事ですね。では入って来てもらって下さい』

で、診察室に彼氏が登場。
すると、先生の顔が一瞬変わる。

そりゃねぇ...

26歳の小娘相手のパートナーが48歳のオッサンだからねぇ。(笑)
しかも11年一緒にいるとか言ってるし...(^_^;

でも思っていた以上に相手が年配者だったためか?先生はすごく安堵した表情になった。
いくら11年近く一緒にいても、相手が同年代ぐらいの男性じゃこうはいなかっただろうなぁ。

『で、予定通り3月10日手術で大丈夫かな?生理は?』

『...あの、モロ生理予定日なんですけど...(A^_^;』

『ええええええっっ!!!!!』

先生、驚きすぎですってば。(^^;

いや、だから前回の診察の時点で生理が遅れていて、まだ来る気配もないから3月10日はどうかと思うって言ったのに、それでも先生はあと1~2日で来るんじゃないの?みたいなノンキな事を言ったから...(^^;  (詳しくはコチラ ⇒ ガンになって良かった。
でも結局その後1週間以上も生理が来なかったから、3月10日は予定日ですよぉ。

予定としては2月初旬に生理、3月初旬に生理、3月半ばに手術...だったの。
手術をするなら生理直後が1番望ましいらしく、生理日によって手術日を決めるという仕組みだったんだけど...案の定前回1週間以上遅れまして...。

『じゃあ、手術はもう1週間延ばそう』

『...え?』

あたしとしては、予め決めていた手術予定日に生理が重なってしまったらそのまま強行的に手術をするものだと思い込んでいたから、まさかここにきてまた延期になるなんて思いもしなくて。
だって、手術日なんてそうそう簡単に変更できるようなもんじゃないと思っていたし...。

その後、彼氏と一緒に入院について、手術や麻酔についての説明を受け終了。
医者は、ほんの1~2%ぐらいで起こり得るかもしれないマレな例を説明する。
これは説明しなきゃいけない医者の義務だから仕方ないの分かっているけど凹む。
切除した組織を病理に出してもしも浸潤ガンだった場合には...とか...。
聞きたくない...でも聞いておかなきゃいけない...。

正直、気が狂いそうだった。
あたしの性格では

切るならとっとと早く切ってくれ~い!!

だから、延期というのはかなりショック。
いくら初期ガンだと分かっていても、自分の体内に放置できないガン細胞がいるまま発覚からもう3ヶ月。そう簡単には進行しないって分かってるけど、理屈では分かってるけど...

気持ちがついていかないよ...(>_<)

3月10日の手術に合わせて、精神的&肉体的コンディションを整えてきた。
3月にはジムでBody測定があるから、入院ギリギリまで体力作り&筋肉作り&脂肪落としを頑張って、それからいい結果を出して入院しようとか。

こればかりは誰が悪いわけでもないんだけどね、でも気持ちの行き場がなくて苦しい。
入院まであともう少しだったから、張り詰めた精神状態の中にいて...
でも今はそれがプチンと切れてしまった。

ここ3日間、家でボケ~っとしていました。
特に何もする事なく、ただボケ~っと。
調子狂っちゃう。

でも、これからまた次の手術候補日に向けてコンディションを整えるよう努力しないと!
3日間落ち込んだんだから、次はゆっくり這い上がる日々だよね。
そうやって前向きに考えておかないと、また生理が遅れちゃう。
そうするとまた手術候補日も延期になってしまう。

今は規則正しい生活をして、ちゃんと生理が来てくれるのを待つのみ。
そうすれば今月中には手術できるんだから!!

今回、医者の暴言や気になる表情は特にありませんでした。(笑)
それよりも、前回に比べて何やら優しい表情にも見えました。
あ、委任する相手が11年も連れ添っている48歳の年配者という事で安心してくれた?のもあるかもしれないけど。(^^;

相変わらず看護師さんは優しかったし、医者もやっぱり任せて大丈夫そうな人だった。
あまり長期間お世話になる医者ではないけど、やっぱりお互いに気分良く話ができる間柄を作りたいし。じゃあ、あたしも自分自身で頑張れる事はやらないとね。

医者、看護師、患者、それぞれに『治したい!』と思う気持ちは一緒だろうから...。
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2006/03/02 | 真面目な性のお話 | Comment(10) | Trackback(0)
妊娠して出産するという事。
出産した友達のお見舞いに行きました。
広島でも1位2位を争うほど素晴らしいという評価を受けている産婦人科で、
正面玄関を入れば「ここはホテルのロビーか!?」っていうぐらい豪華で驚きました。

今26歳だけど、この年齢になるとどうしても周囲では妊娠~出産ラッシュになっています。
年末も、友人が緊急帝王切開で出産したばかり。
2日間陣痛で苦しんだ挙句、赤ちゃんの心音が低下して緊急帝王切開。
取り出してみたら肺出血を起こしていて2日間がヤマでしょう、
確率はどちらも50%です。っていうちょっとした事件がありました。
その病院は自然陣痛、自然出産を心掛ける古い体質の病院なんだけど、さすがに破水陣痛から2日間は放置しすぎ!

っていうか、あたしが入院を予定しているのはこの↑病院なんですが...(^_^;

ま、それはさておき、出産です。
子宮頚部を大きく切除する、その後の妊娠出産には少し不利になる。
そういう事が確定している今、正直言って友達の「おめでたい事」は正直に喜べない。
心の狭いあたしは「おめでとう」なんて笑顔で言える自信なかったし、
お見舞いになど絶対に行けないだろうと思っていました。
...が、破水したと連絡を受けてすぐ病院に駆け付け、
出産から数日経った今日もちゃっかりお見舞いに行ってきました。

複雑な気持ちがないと言ったら嘘になります。
けど、やっぱり自然に笑顔で「おめでとう!」と言える自分がいるのです。
(あたしも大人になったなぁ。しみじみ)

生まれたばかりの小さな赤ちゃんを見ていると凄く不思議な感覚になりました。
セックスをして人間(ヒト)が生まれてくるのだと。
普段セックスをする時ってそんな事考えないじゃない?
(妊娠したら困るから避妊については考えるけど、具体的にヒトというのを想像し難い)
なんか不思議だなぁーって。

精子と卵子が出会って受精して着床して、細胞分裂を繰り返しながらヒトになっていく。

医学的に考えてみたら、ド素人のあたしには不思議がいっぱい。

不謹慎かもしれないけど、最近すごく「妊娠⇒出産」に興味が湧いてきました。
女として子供が欲しいわけじゃなく、生物学的な女「性」として子宮があるのだから、
1度はその経験をしてみたいと思うようになってきました。
あくまでも生物学的な観点だけなんだけど。
出産したあと育てたいとかは思わない。
ただ、自分の持っている臓器で10ヶ月間胎児を育てる感覚、陣痛が起こる仕組み、出産したあとの自分の身体の変化に興味がある。
子供は嫌いだから欲しいとは思わないし育てたいとも思わないけど...。
やっぱり変かな?
(まあ、実際には愛情が湧くから育てちゃうんだろうけどね。笑)
女という感性(感情)は抜きにして、生物学的に人体の不思議をこの身体で経験してみたいと思う。

セックスの時に合法ドラッグを試す時もそうなんだけど(注意:今はもうしていません)、
気持ち良くなりたいという気持ちと同時に、医学的に人間の身体はどう変化するのだろう?
というところに興味があったりして...。
だから、事細かく自分の身体の変化を書き留めたりしちゃって。(余裕だなぁ。笑)
(そういえば関係ないけど、ラッシュの販売業者が捕まりましたね)

あたしは進むべき道を間違えたのか?
今から医療従事者...は遅いな。自分の身体で我慢しよう。(爆)


だから、子宮頚ガンでワンワン泣いてる場合じゃないんだよ。(って自分に言い聞かせてる。笑)
今は子供が欲しいとか全然思わないけど、10年後20年後には欲しくなるかもしれないんだから、
初期ガンで良かったねって自分を誉めてあげないと!!(^^)

それにしてもヒトを作るセックスって偉大だなぁ。
あたしは快楽のためのセックスしか知らないから、余計に凄いと思っちゃう。


HPはコチラ ⇒ **ESCAPE**
2006/02/10 | 真面目な性のお話 | Comment(6) | Trackback(0)
ガンになって良かった。
またもや自分の記録として、今日1日の出来事、思った事などを勝手に書き殴っていきます。
不愉快に思われる方はスルーして下さい。


またもや一睡もせず病院へ。
午後2時の予約だから、少し早めに家を出て前々から行きたいと思っていたカレー屋に寄ろうと計画をするも、我が家の猫のせいで時間が大幅に押してしまい、コンビニでおむすびを買って車の中で食べるはめに。
駐車場待ちで30分、産婦人科待合で30分、呼ばれて入った診察室には初めて見る先生がいる。

『前の病院から持ってきてくれた検体を、再度こちらの病院の病理にも出したんだけど、高度異形成~上皮内ガンって出てるねぇ』

...いきなり目が点になる。  ...ガンなの???

『上皮内ガンっていう事は、その、つまり、ステージ0期という事ですか?』

泣きそうなのを堪えて、精一杯の声を振り絞って聞く。

『ま、そういう事になりますねぇ。手術は避けられないからいつにしましょうか』

この時点で、医者サイドと患者サイドの温度差をハッキリ感じてしまった。
なんて事なく淡々と事実を述べる医者、動揺を隠せない患者。

医者からしたら、毎日でもあるぐらい簡単な手術でありがちな病気かもしれないけど、
患者からしたら、いくら初期でもガンで手術だなんて経験したくないに決まっている。

とりあえずコルポ診をするため内診台に乗る。
器具が挿入され、思わず足が突っ張る。
何度経験してもこの感覚には慣れない。いや、慣れたくもない。
あたしの子宮頚部がモニターに映し出されたらしく、カーテンの向こうで医者らしき男性が2~3人話をしている。
専門用語ばかりでいまいち分からないけど、ハッキリ聞き取れた部分があった。

『大きめに切らないといけないねぇ』

その言葉が聞こえた瞬間、お尻に力が入り先生に注意された。

内診台を降りて再び診察室へ行くと、先ほどのコルポ診でチェックした写真があった。

『病巣が大きめです。こことここ...この辺もだな。このあたり全部切らないとダメだね』

パニックなのか冷静なのか自分でも分からない。
ただただ幽体離脱をして他の人の診察風景を客観的に見ているような不思議な感覚だった。
まるで脳が事実を受け入れ拒否しているかのような。

『綺麗に切り取れるんですか?』

病巣が大きいと円錐切除だけでは切り取れず、結果的にまた手術をして子宮を全部取る事もあるという記事を何度も見ていたから不安だった。

『ガンを残さず切り取れるように大きめに切るんだよ』

なぜか少しムッとした感じで返事をされてしまった。
もしかして先生の手術の腕を疑った質問だと勘違いされてしまったのだろうか。少し落ち込む。

そして手術の日程を決める話になる。
術前検査(血液検査、肺活量、心電図、尿検査...etc)を外来でやるから。
で、その時に家族を連れてきてほしいと言われ...思わず固まるあたし...。

『その件についてお話しようと思ったのですが、家族が誰もいないんです...』

『誰も?親も兄弟も親戚も?え?なんで?どうしたの?』

『もうすでに他界した者もおりますし、長年連絡を取っていない関係もありますし...』

『他界?お父さんもお母さんも両方?』

『父は約4年前に他界しまして、母は...母は...あの...行方不明でして...』

『はっ?行方不明?え?またなんで?』

お願いだからもうこれ以上突っ込んで聞かないでよ。
他界と行方不明、これ以上言う事は何も無いよ。
泣きそうな顔して説明しているあたしに気付いてよ。もっと心情を汲み取ってよ!!!(>_<)

『家族がいないんじゃ手術はできないよ。ええー。困ったなぁ。困った...困った...困った...』

ひたすら『困った』のリフレイン。
そんな困惑している先生を見ていると、迷惑掛けてしまっているようで申し訳なさと寂しさと改めて知った孤独感で涙が出てきた。

『ほんっとーうに誰もいないの?』

はい、誰もいません...。
お願いだから何度も同じ事を聞いて同じ事を答えさせないで...。(>_<)
心の奥底に封印していたはずの【身内がいない孤独感】が蘇ってくるじゃない...。

『ちょっと待ってね。相談室にどうするべきか相談しているから』 (看護師さん)

『入院~手術、退院まで全部1人でこなそうと思ったんですけど...やっぱり無謀ですか?』

『物理的、精神的には決して無謀ではないけど、
 病院の方針として家族の方がいないと手術は受けられないから...』


『信頼できる友達とかでもダメなんですか?』

『手術の同意書というのは、全てにおいてサランさんの代わりにその人に決定権が移るわけね。
 もしも輸血が必要な時とか子宮を全部取らなきゃいけないような緊急の決断に迫られたりしても、
 サランさん本人には麻酔で意思がないから代理の方に決めてもらわなきゃいけなくなるの。
 だから、そういうのを決められるのは家族だけになるのよ』


そうかぁ。
ただ単に形式上サインをしておくだけじゃないんだね。
いざとなれば友達に親戚のふりをしてもらってサインしてもらおうと思ったけど、
そういう意味のサインになるなら正直言って任せられない。
友達の事を信頼していないわけじゃなく、
意識のない人間が何を望んでいるかなんて、やっぱりこれは身内が1番よく分かるはず。

もしもあたしが逆に友達から手術のサインを求められたら、申し訳ないけどあたしにそんな大役は務められない。
どれだけの心配をしても、その人に成り代わって緊急時の決定をするなんて出来ないよ。
ものすごく負担だよ。
自分が出来ないからこそ、友達にも頼めない。

『医療相談室っていうところがあって、
 そこでは支払いができない患者さんや、ご家族のいない患者さんなどの相談に乗っているのね。
 で、今そこでサランさんの相談をしているんだけど、
 答えが出るまでもう少し日数がかかりそうなの。
 答えが出たら携帯に連絡するから今はとりあえずこの話題は保留ね。
 でもサランさんも極力どなたか身内をあたってみてね』


看護師長さんが、そうやって丁寧に説明してくれた。
まるで泣きじゃくる子供をあやすかのように。
あたしが1人で抱えようとしている不安や孤独を感じ取ってくれたのかな。
丁寧な対応がすごく嬉しかった。
それに引き換え、医者とあたしの間には温度差がある...。

手術は生理後がいいらしい。
だけど今月まだ生理が来ていない(現在5日遅れ)あたしは、次回いつ来るかなんて予測ができない。
超まともに来ていた生理が、今月になってこんなに遅れている。(妊娠の可能性はゼロ)
ストレスとか精神的情緒不安定とか...そんなのが重なったせいなんだろうな。
どんな事があっても生理だけはちゃんと来ていたのに...。
って事は、これだけ今は精神的負担が大きい証拠なんだろうな...。
そう認識してしまうとやっぱり凹んでしまう。
本人は元気なつもりで頑張ろうとしているのに、身体はちゃんとSOSを出しているという皮肉な現実。
あたしの「前向き」は報われないのね...。

いつ来るか分からない生理を予測した上で、一応の手術日(と術前検査)が決まった。
でも生理によってこれはズレるから、あまり決定的ではないけど。

でも、その手術日&術前検査日を決める時も、
優柔不断でなかなか決められないあたしに先生はイライラしている様子。
無職だしいつでもいいはずなんだけど、手術となるとさすがにすぐには決められないよ。

これって患者の言い訳?
どの先生もこんなもんなのかな。
医者からしたらありふれた簡単な手術だもんね。こんなものかもね。

でも、もう少し患者の立場に立った物の見方をして欲しいとも思う...。

かと言って、じゃあ納得できる先生に出会えるまで次の病院に行って探そうかとも思わない。
先生には不満があるけど、検査結果には不満はないし、あくまでもこの先生は執刀医。
入院中、毎日顔を合わせるわけじゃないだろうし...。
一時的な不愉快なら誰にでもあるだろうし我慢する。
それに、検査、検査、検査で...もう他の病院へ行く気力なんてないよ。
今はまだ進行型のガンじゃないし、とっとと切ってしまって退院したい。


ああ、涙が止まらない。

まだガンではないから...と明るく考えようとしていたけどガンだった。
そのうえ病巣が大きいから切除部分も大きくなると言う。
そうなると必然的に妊娠出産が(通常よりも)不利になると言われ、
でも家族がいなきゃ手術はできないと言われ、
あまり触れて欲しくないデリケートな部分もガツンガツンと聞きまくられ...。
そしてこの医者との温度差。

これで平然としていられるわけない。

追い討ちをかけるように次から次へと...。
脳ミソが処理しきれない。いや、処理するのを拒んでる。考えたくない。何も考えられない。


病院の駐車場に戻り、車で中で1人大泣きした。
誰かに報告しなきゃと思うけど、誰にどのように報告していいのか分からない。
とにかく泣きじゃくった。
心の拠り所を求めているのに、誰の心に拠っていいのか、誰の心の拠りたいのか分からない。

あの子、年末に緊急帝王切開で出産したな。
あの子、生後10ヶ月の子供が鎖骨を骨折して大変だって言ってたな。
あの子、もうすぐ出産だったな。
あの人、今はまだ仕事だろうな。
あの人、ああ、この人にはまだ何も話してないや。

誰もいないじゃん...。

心の中にみんないるなんて、そんなの嘘。
そんなの単なるキレイゴトじゃん。
やっぱり現実的、物理的には誰もいないじゃん。

子供だましのような精神論を唱えて笑顔になれるほど、あたしという人間はそこまで大人じゃないよ。

伝えたい、伝えなきゃいけない、そんな相手がいない。


ジムに行こうと思ったけど、さすがにこの心境では行く気分にもなれず(一睡もしてなかったし)
ご飯でも食べて元気になろうと思っても食欲もめっきりなくなって、
かといって、帰宅すると泣いてしまう自分が目に浮かぶ。
自宅周辺まで戻ってきているのに帰るに帰れなくて、周囲3~4キロを3時間ぐらい車でウロウロ。

行くアテがない。

例え誰かと一緒にいても、ただただ泣く事しかできない。
1人で家にいても、ただただ泣く事しかできない。

どうしたらいいんだ!

半分パニックになりながらもお腹を満たして帰宅する。

『今日の結果はどうだった?』

10数年来の女友達からメールが来る。
我が家から徒歩3分(!)、あたしが死ぬ時には彼女に全財産をあげてもいいと思える友達。
だけど、彼女とは心の距離が近すぎて逆に遠慮してしまう。

妊娠5ヶ月で破水して第1子を死産。
その後、第2子を妊娠した時には流産防止のために子宮口を括る手術を受けている。
この手術は、あたしもいつか妊娠をしたら受けなきゃいけないと先生に言われている。
彼女と同じ経験を、いつかはあたしもするのだ。

そして今は生後10ヶ月の第2子が鎖骨を骨折して大変らしい。
しかも彼女の旦那さんは超多忙な人で、ほぼ母子家庭のような生活をしている。

1日があっという間に過ぎていく。そんな会話をちょっと前にしたばかり。
そんな彼女の生活の中にあたしは入っていけない。どうしたらいい?

「ガンだったよ」 簡単にこれだけしか返信できなかった。
入院や手術の予定なんか教えたら、絶対に彼女は無理をしてでも来るはず。
だからこそ、言えない。

『ご飯用意して待ってるから家においでよ。
 夜10時になったら子供も寝るから、その後1時ぐらいまで話をしよう』


何も言い出さないあたしに彼女のシビレの方が早かった。
家に行くとあたしをギューーーっと抱きしめて、
何か隠してるでしょう?もっと他に何か言う事あるでしょう?って。

『サランちゃん、先週カレーが食べたいって言っていたから、見てよこれ、カレーの材料も買ってるんだよ。ルーなんてほら、何が好きか分からないからこんなにたくさんの種類。でも子供に手が掛かりすぎて作ってあげられなかったの。でも一緒に食べようと思って用意だけはしてるの。作る事ができたら家に呼ぼうと思ってて、でももしかしたら今は避けて会ってくれないかもと思ったから、冷凍して玄関前に置いておこうかとか...そういう事まで考えていたの。』

ボロボロ泣きながら言われてしまった。
こんな優しい気持ちを一人善がりのあたしにくれるなんて申し訳なかった。
でも嬉しくて嬉しくてあたしも涙が止まらなくて。

その後、3時間かけて今までの経緯と気持ちを全部喋って、お互い涙でボロボロになりながら...。
『何もしてあげられなくてごめんね』 と言う彼女。
『こっちこそ、こんな時期になるまでちゃんと言えなくてごめんね』 と言うあたし。

入院の予定と手術の予定をサラっと言ってみた。すると...。

『良かったぁ。もしかしたらまだあたしには教えてくれないかと思ってた。
 教えてくれてありがとう。本当に良かった...』


...って、泣きながら...ありがとう...って...。

ごめん。ずーっと心配させてたね。
あたし1人勝手な空回りのせいで、いらぬ心配をさせてしまったね。

心が欲しかった。

『お見舞いに行かなきゃ』 じゃなくて
『お見舞いに行きたい』 っていう心が欲しかった。

『病院について行こうか?』 じゃなくて
『病院について行くよ!』 っていう心が欲しかった。

ワガママだって分かってる。
うわべだけじゃない、ホンモノの支えが欲しかった。

『甘えたい時や寂しい時は声かけてくれよな。ひとりで苦しまないでくれ。話し相手ぐらいしか務まらないけどさ』

ロリ好きのエロオヤジからもこういうメールが届いて、携帯握り締めて泣いてしまった。

寂しかった。

本当は寂しかった。

周囲のみんなを拒絶してしまったのに、それでもまだこんな言葉をくれる人がいるとは思わなかった。
目に見えるものが欲しかった。
耳に聞こえるものが欲しかった。
ワガママなのは分かってる。
けど、そういうモノにすがりたくて仕方なかった。
散々振り回してしまったのに。散々悩ませてしまったのに。

ごめんなさい
ありがとう。

自分の事でいっぱいいっぱいで、何も見えなくなっていた。
自分が求めている事を提示もしないで、勝手に分かり合えないなんて、
一時期でもそう思っていた自分が恥ずかしい。
あれは訂正しないと。

中には分かり合える人もいる。(残念ながら彼氏とはまだ...)

ガンになって良かった。
日々、いろいろな事を考えさせられ勉強させられる。
反省と、それに伴う成長を物凄いスピードで経験している。

きっとあたしは運がいい。
オマエはまだ成長できる人間だからと、きっと神様がこういう機会を与えてくれたんだ。


...って、こういう気持ちを退院まで持ち続ける事ができたらいいんだろうけど、やっぱり無理だろうな。(爆)
きっとこれからもまだ情緒不安定な状態が続くんだろうな。

それならそれでいい。
それごと受け止めてこそあたし。

だから、もうツライ時に笑顔を振り撒いたりはしない。

泣きたい時には遠慮せず泣いてやる。


HPはコチラ ⇒ **ESCAPE**
2006/02/01 | 真面目な性のお話 | Comment(13) | Trackback(0)
受け入れて立ち向かう。
昨日は眠れなくて一睡もしないまま某病院へ行きました。
自宅から病院まで車で30分。
月曜日の朝の渋滞ラッシュのせいで45分かかり、
さらに駐車場待ちで15分、さらに産婦人科待合で2時間。
お陰様で「人間交差点」を3冊も読めてしまいました。(笑)
この時点であたしの疲労はすでにピークを迎え、睡魔と緊張という変な感覚の中で過ごしていました。

先生と対面した瞬間に「ふわっ」と意識が遠のきそうになった。
なんていうんだろう。
体全体の力が抜けたというか、来るところまで来て、何か突き抜けたような感じで。
先生の話を聞きながら放心状態のあたし。(寝ていたわけじゃない)
看護婦さんに軽くほっぺたをパチパチされて、
「サランさん、大丈夫?聞こえてる?大丈夫?付き添いの人は?」と確認されてしまう始末。
「あ、いえ、大丈夫です...」と言って、
しっかりしなきゃ!と意識を持ち直してもう1度先生の話を最初から聞く。

治療法は2つ。

1)治療と確定診断を兼ねた円錐切除手術
2)PDTレーザー治療のある病院へ行き、レーザー治療

...あれ?
レーザー蒸散と経過観察は??

レーザー蒸散は広島市内で行っている病院はないと思われるし、組織を病理検査に出せないからダメである。
サランさんの場合、2年前にクラス2で異常なしだったのに今は3bで高度異形成になっているから、
このままではガンへ進行する可能性が極めて高いだろうから経過観察はできません。
3bというのはガンなのかガンの手前なのか非常に判断に難しいところなので、確定診断を兼ねて手術をする方が1番適切です。
もしかしたら今の段階で0期のガンかもしれないわけですから、そこをよく考えて下さい。

...泣かない、泣かない、泣かない、泣いちゃダメ。
でも、そこで全てのあたしの思考が止まってしまった。

もしかしたら経過観察も有り得るかなぁ~...なんて、ほんのちょっと淡い期待を抱いていて...
3ヶ月の経過観察を経たのち3aに戻るとか...そんな可能性はないのなぁ~...って。

理論上、3bの人が3aに戻る可能性は3割あるけど、ガンへ進行する可能性は7割ある。
だけど先生は、徐々に進行して行っているあたしのことを7割だと診断してしまった。(当たり前か)

分かっていたよ。
経過診察なんかないだろうって最初から分かっていたよ。
でも、なんか諦めきれない気持ちってあるじゃない。
だからほんのちょっと淡い期待を抱いてみたんだよ。
期待するだけバカだって分かっていたんだけど、それでも期待せずにはいられなかった。
それだけ、見えない何かにすがりたくて仕方なかったんだ。

覚悟、しなきゃいけないね。

その後はPDTレーザーと円錐切除手術についての説明を受けました。

PDTレーザー
痛くない、出血しない最新のガン治療。今後の妊娠出産には影響なし。28日入院、費用は30万ちょっと。
紫外線に当たれないため、1ヶ月間、真っ暗な個室で過ごす。退院後も最低半年間は常に紫外線を避ける生活。

円錐切除手術
下半身麻酔、術後大出血の可能性があるため入院は10日間。退院後1ヶ月は自宅で絶対安静。費用は8万円。
今後の妊娠出産は、流産&早産の可能性が高くなる。場合によっては子宮口を縛る手術も必要になる。

来週コルポ診をするから、それまでにどちらかを決めなきゃいけない。
細胞診と組織診は結果が一致しているから行わないけど、
紹介状と一緒に持って行った(組織診の)検体をここの病院の病理にもう1回出すと言っていた。

最初、気持ちはPDTレーザーに傾いていたんだけど、入院期間の長さと費用の高さがネック。
また病院を変わらなければいけないのも面倒だし、何より真っ暗な個室で1ヶ月って気が狂う!!
テレビ画面の明るさも、携帯電話のディスプレイの明るさも許されないんだって。
肉体的にはこっちの方が負担ないんだろうけど、これじゃ精神的に絶対におかしくなる。
たまたま来月に北欧へ旅行に行きたくて調べていたんだけど、
北欧(北極圏)に住んでいる人々ってノイローゼが多いらしい。
極夜という1日中太陽が昇らない状態が数ヶ月続くせいで、精神的におかしくなる人が多いんだって。
それだけ、光を遮断される生活というのは人間に影響を与えるのだと思う。

1週間ぐらいなら別にいいけど、1ヶ月間、真っ暗な病院の個室で誰にも会わず治療...
想像するだけで寒気が走ってくる。
それに1ヶ月の入院となると、さすがに付き添いや見舞い人が必要になってしまう。
...却下決定。そんなの無理。

費用については確か高額医療費の払い戻し請求ができるはずだから、
上限が自己負担7万円ぐらいになるはずだけど。
住民税非課税対象の世帯は、確か上限3万5千円だったかな?
これは今から区役所の保険課に電話をして聞いてみようと思う。
生命保険の入院給付金についても、担当のオバチャンに電話して聞いておかなきゃ...。

立ち止まるわけにはいかないから、少しずつでも動かなきゃね。


HPはコチラ ⇒ **ESCAPE**
2006/01/24 | 真面目な性のお話 | Comment(15) | Trackback(0)
組織診の結果が出ました。
組織検査の結果が出ました。
なんだかんだと書いていたら、悲劇のヒロインになって自分で自分がウザくなってきたので、
今の心境とかそんなのはナシにして、記録として淡々と書こうと思います。


採取したのは子宮頚部4ヶ所。

1ヶ所目・・・軽度~中度異形成細胞あり(クラス3a)
2ヶ所目、3ヶ所目・・・異常なし
4ヶ所目・・・高度異形成細胞あり(クラス3b)

一部でクラス3bが出てしまったので、手術をした方がいいでしょう。

4ヶ所目の、細胞の形(大きさ)が不揃いで、なおかつ配列が乱れているのが気になる。
このまま放置しているわけにはいかない。

今の段階ではガン細胞発見に至っていないけど、手術をして切除した組織を病理検査に出すと、
もしかしたら初期ガンが発見されるかもしれない。
治療と検査を兼ねて、入院、手術をした方がいいでしょう。


そう説明を受けながら、先生の前で泣いてしまいました。

先生からは総合病院3ヶ所の特徴を聞いた。

A病院
レーザー治療、手術、もしかしたら場合によっては様子見もあるかもしれない

B病院
すぐ手術になるでしょう

C病院
恐らく手術になるでしょう
手術の腕のいい先生?が3月で退職するかもしれない


いろいろ話をした結果、A病院に紹介状を書いてもらいました。
即手術というより、選択肢が少しでもある方が救われそうな気がしたから。

来週、その病院に行ってもう1度検査をしてもらいます。
細胞診、組織診、コルポ診、1度で3つ全部やるそうです。

あたしはてっきり今回の検体を基に診察(話し合い)になると思っていたのに、
この検体はあくまでも参考程度にしかならず、
手術を視野に入れる場合は、そこの病院でまた検査をするそうです。

という事は、入院施設のない個人病院で大きな病気が発覚して総合病院送りになる場合は、
必ずまた同じ検査を次の病院でもしなくちゃいけないというワケで...
要は...二度手間がかかるんだね。

最初から総合病院に行っていれば、検査も1回、費用も1回分で済むと。

面倒臭いシステムだけど、ちゃんとした診療を受けるには仕方が無いのかもしれません。

いくつかの選択肢がある中で、それでも手術と言われれば、
二の足踏まずチャッチャと切ってもらいます。


たくさん泣いたけど、もう今は平気。
現実的に醒めている自分がいます。

なるようにしかならないから、もう1人で乗り越える決意が固まりました。
所詮、人間って奴は1人なんです。
キレイゴトが成り立つのは自分の心の中だけで、現実的、物理的に人間は1人なんです。
恐怖も不安も孤独感もなし。
投げやりで冷たい表現だけど、決して自暴自棄になっているわけではありません。
現実を受け止めた時には、仕方のない事なのです。
この心境の変化は、またいつか機会があれば。


それにしても、今日(昨日)の株価暴落は凄かったなぁ~。


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2006/01/18 | 真面目な性のお話
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