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不倫10年 その6
前回のブログの続きになります。
前回のブログはこちらから ⇒ 不倫10年 その5


変わらないこの暮らしに甘えあっているとお互いがダメになってしまう―。

彼は、11月1日から寮のある職場での仕事が決まった。
社員でもなんでもないけど、そこそこお給料があるところ。
あたしと長年付き合いのある(とても信頼のできる)人が夜の商売をやっていて、是非あたしの彼に来て欲しいという事ですぐに決まった。
彼は最初ひどく悩んでいる様子だったけど、
48歳(年齢が高い)、住所不定(住民票の提出ができない)、無保険(入社前の健康診断を受けられない)・・・さまざまな事を冷静に考えた時に、いかに今の状況が就職に困難であるかを思い知ったみたい。
もちろん、蒸発の身では自分名義で家を借りる事もできない。

そんな悩んでいる時に、手を差し伸べてくれたのが知人だった。

彼は昔、某デパートの外商をしていた実はちょっとエライ人。^^;
見た目は真面目そのものだし、外商という経験上、営業トークには自信がある。
あ、これは別にあたしが惚れているからという贔屓目ではないよ。(笑)
うちの親が、あまりにも真面目すぎてアンタにはもったいない!と言ったぐらい。
過去に何があったかなんて喋らなければ、見た目はエリートサラリーマンそのもの。
いや、過去は実際にそうだったんだけどね・・・今は見た目だけ・・・^^;

"人生つまづく時は女と金だ"ってよく言うけど、まさにそうだったみたい。
仕事もできる。遊びもできる。人脈もある。
そんな人だったんだけどな・・・。
つまづく事が決して悪いわけではない。
人間、大なり小なり失敗したり人に迷惑かけているのだから。
ただ、つまづいてからどのように這い上がってくるかが問題だと思う。
つまづいたらつまづいたまま堕ちて行ってしまう人と、
つまづいて目を覚まして1歩ずつでも確実に前進しようとする人と。

今の彼は確実に後者の方だと思うから、応援したい気持ちでいっぱい。
急に家に帰れっていうのも無理な話だし、だからといって諦めるわけではなく、まずはお互いに依存し合っている状況から脱却して、落ち着けばまた次のステップに進めばいい。いきなり階段を3段飛びしてもしんどいだけだから、1段ずつ確実ならそれがいい。
そしていつか目指す地点へ行けれればそれでいい。
彼がそうなるにはまだまだ長い月日かかるだろうし、いろいろな紆余曲折があるだろうけど、決して今の状況に甘んじる事なく、常に前を向いて歩く気持ちを忘れないでほしいと思う。

誰だって、これから訪れるであろう修羅場なんか極力想像したくない。
だからあたしたちは5年間ここで一緒に生活していたんだと思う。
未来さえ考えなければ、今の状況はとても快適だったから。
そうやって生温い湯に浸かりすぎてしまった。
彼だけじゃない。あたしも弱い人間だった。
だから、もう1度ここから歩き出さないと。


あたしたち2人は、きっとこれからもこんな風に続いて行くんだと思う。
別れるというよりも、距離を置くという感じかな。
さすがに10年も付き合っていると、男と女という恋愛感情を超越してしまい、もはや親子や兄弟のような家族愛に満ちている。あ、親子や兄弟はセックスしないか。ま、それはいいや。(こらこら)
でも、それだけ大事でかけがえのない人だと思っている。
11月からは、週に1回でも会えて元気な顔が見れたらそれでいい。

時には逃げたくなる事もあるかもしれない。
時には甘えたくなる事もあるかもしれない。
でも、それでこそ人間なんだと思う。
完璧じゃなくていいから、どうかゆっくりでも歩き続ける気持ちを忘れないで。
そして、自然に自分たちが目指すべき場所を見付ける事ができたら・・・って思う。

これから2人の長い旅路が始まる。

例え2人が別々の場所を見つけても、微笑みあえるようになりたい。

あたしは、彼の幸せを願ってやまない。


  終わり。


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2005/10/17 | 不倫10年シリーズ | Comment(11) | Trackback(0)
不倫10年 その5
前回のブログの続きになります。
前回のブログはこちらから ⇒ 不倫10年 その4


今年の春。
5年かかってあたしはようやく高校を卒業した。(長かった・・・)
高校生活で学んだ勉強が今後の人生に活かされるかどうかは不明だけど、最後までやり抜くという強い自信が生まれ、新しい自分にもなれたような気がする。これは今後の人生においても、大きな自分の財産になると思っている。

思い起こせば20歳の春、1人で生きていける力が欲しい、
だからこそ、人並みの知識と教養が欲しいと願い、高校生活をスタートさせた。
挫折挫折挫折の繰り返しで、何度も退学届けを書いては破って・・・
決して平坦な道ではなかったけど、高校生活の5年間は確実にあたしを大人へと導いてくれた。

25歳(今年)の春、無事に高校を卒業したあたしは、次のステップを探していた。まだ何か学びたくて仕方なかった。何かを学んで知識や教養を得ることで、自分への自信や強さが欲しかった。
"生き生きと輝いている自分"というのが欲しかった。
それだけあたしはもがいていた。
とにかく今の状況から脱出したかった。

彼と暮らし始めて5年、決して依存しているつもりはないけど、
少なからずそういう感があるのは否めない部分があったから。

1人になっても寂しくない。
自分の時間は自分のために上手く使える。
そんな"凛とした自分"が欲しかった。

そこであたしは英会話スクールに入学した。
大好きな海外旅行で、少しでも多く現地の人とコミュニケーションが取りたい。そのために英語は必要不可欠だと感じた。

第二の言語を知ることは、第二の世界を知ることと同じである

みたいなことを、誰かエライ人?が言っていたような気がする。
「Hello!」から始まる中学1年レベルの英会話。
今でもバリバリに不得意だけど(笑)そうやって自主的に学ぼうとする姿勢は、間違いなくあたしを成長させている。

今なら言える。

あなたの人生を背負うことはできない。

本当は過去にもう何度も同じ会話を繰り返しているんだけど、いつもウヤムヤで終わってしまっていた。彼は、いろいろ新しい事にチャレンジするあたしを見続けてきて、自分のせいであたしの人生を邪魔しているのではないかと不安になってきていたそう。

僕はもう48で、これからの人生知れているけど、
サランはまだ25で、これからの人生まだまだたくさん経験することがある。
そんな時にこんな状態の僕がずっと君のそばにいたら申し訳ないような気がしてきた。

・・・ようやく、お互いが理解し合えたような気がした。
好きとか嫌いとか、お互いのエゴはナシにして、現実的にどうするのが1番いい方法なのか。好きだから一緒にいたいという気持ちはお互いにある。けど、今この状況じゃもう無理。薄情かもしれないけど本当にごめんなさい。

何度も何度も泣いて謝った。
彼もごめんって、少し泣いてた。

甘い夢を見る頃はもう過ぎたのよ。
気付くのが少し遅かっただけ。
遠回りしてしまったけど、2人にとってはいい勉強になった。
間違いと言われる道でも、無駄な道など何1つない。
これからは現実と向き合って行かなければならないね。
こうやってあたしが前向きでいられるのは、この10年間を後悔していない自分がいるから。

あたしは提案した。

1:自宅に戻る
2:どこかで1人暮らしを始める
3:ここで暮らしたいのなら、それなりのケジメをつけてほしい

あたしは決して離婚をしてほしいなんて望んでいない。
ただ彼がこのままここで一緒に暮らしたいというのなら、離婚をして、住民票もちゃんとこっちに移せるようにして、国保にも加入して、ちゃんと正社員で働ける職場を探す(安くてもいいから安定していて欲しい)という条件を提示した。
それだけの事をちゃんとする覚悟があるのであれば、あたしはこのまま一緒でも構わないと。彼がちゃんと覚悟を決めてケジメをつけるなら、あたしもこの人と改めてちゃんと暮らして行く覚悟をしようと思っていた。
不倫という関係が嫌なのではない。
自分勝手な恋愛を望むあたしにはむしろ好都合だ。
だけど不倫という中途半端な関係のまま、人生を背負いあいこするつもりは毛頭ない。もしも彼が入院となってしまった時に、入院の書類にハンコ1つさえも押してあげられないのは虚しすぎる。
不倫なら不倫、結婚なら結婚、どちらかちゃんと決めて人生を委ねたい。
不倫+蒸発(住所不定)+フリターの彼の人生は背負えない。法律的に何もしてあげられない。(これでも昔はエリートコースまっしぐらの人だったんだけどなぁ)

ただ、あたしの本音は自宅に戻って欲しかった。
蒸発して5年、まだ元の家にご家族が暮らしているかどうか分からないけど、できればなんの不安もない安定した環境に戻って欲しかった。
家に戻ることによって、2人の関係がどうなるのかは分からない。
別れる事になるのか、それともまだ不倫として続いていくのか。
でも、もうそんなことはどっちでもいい。
2人の関係はなるようにしかならないのだから、それよりも安定した環境で暮らすことが最優先。それで別れる事になってしまっても、仕方がないと思っている。今はあたしたち2人のエゴ(感情)よりも、現実的にこれから先のことを考えなければならないのだから。

9月の終わりには、これから2人のことを話し合おうね。
自分自身の今後の身の振り方をよく考えておいてね。
あたしはどのような答えを出しても反対しないから。
ただ、確実に前へ1歩踏み出そうね。

そう約束をしていた。
万博に行く約束をしていたから、せめてこの約束だけは叶えようと思った。

そして先週。

彼は我が家を出て行くと決めた。


次のブログに続く。


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2005/10/10 | 不倫10年シリーズ | Comment(10) | Trackback(0)
不倫10年 その4
前回のブログの続きになります。
前回のブログはこちらから ⇒ 不倫10年 その3


あたしたちには問題があった。

我が家に来てすぐ、彼は自己破産をした。
理由はいろいろあるけど、自己破産を提案したのはあたし。
少しだけ法律をかじった事のあるあたしは、その方が早いと思った。
あたしは過去にも知人の債務整理の手伝いやその他諸々をした事がある。
そういう過去の様々な経験から、お金の法律に関する事は自然に学んできていた。
もちろん弁護士さんも同じ意見で、彼もそうするしか方法がない状況にまで追い詰められていた。

彼の自己破産の免責は無事に下りた。
しかし彼は蒸発中。
住民票も実家から我が家へ移せない(バレちゃうから)から国保もない。
年齢的にも正社員で働けるところは限られてくる。

彼は昼と夜、バイトを始めた。
最初はいつまで続くか不安だったけど、5年経った今でもちゃんと続いている。
しかしフリーターとしての給料は15万円ほど。
彼は今でも友人関係に借金を返し続けている。
いくら自己破産をしても、個人的な貸し借りだけはちゃんとケジメをつけたいという理由で。
ボーナスが無ければ退職金もないし失業手当も無い。
今仕事を辞めたら彼は生きていけない。(もちろん貯金など全くできない)
その日暮らしのような感じだけど、必死に今を生きている。


『もしも不慮の交通事故とかにあったらどうする?』
という質問をした事がある。
彼の身分証明書は免許証だけで、住所はもちろん家族と一緒に暮らしていた以前のまま。
だからもしも何かあっても警察や消防から直接あたしへ連絡が来る事はない。

もしもあたしの目の前で彼が倒れたら?
もう48歳という年齢、何があってもおかしくない。
まず病院に連れて行き・・・そして?
あたしはどうしたらいい?
『命に別状がなければ家族には連絡しないでほしい』

もっか蒸発中。
保険証なし、生命保険未加入、身元引受人はあたし?

もちろんお金だけの問題ではないけど、あたしには荷が重過ぎる。
普通の不倫をしていた時の方が楽しくて幸せだった。
もちろん寂しい思いもたくさんあったけど、結婚願望のないあたしにはその方が性に合っていた。その時にあたしは気付いてしまった。

あたしは彼の人生を背負ってしまっているのだと。
でも、あたしには彼の人生を背負う事なんてできないと。

薄情だと思われてしまうかもしれない。
いや、実際に自分でも薄情なヤツだと思ってしまう。

けど、結婚願望もない、ただ恋愛をしていたかったあたしには荷が重過ぎる。
いきなり家に上がりこんで来た彼。
それをどうする事もできず受け入れてしまったあたし。

最初は2人ともまだそこまで真剣に考えてなどいなかった。
若かったなと思う。子供だったと思う。
けど、一緒に暮らしだして1年2年3年と経つにつれて考え方がシビアになってきた。

このままずっとこうやって暮らす事が2人にとって幸せなわけない。

2人ともそう考えるようになってきた。
彼は自分の人生をあたしに押し付けるつもりは無い、
もしも何かあって迷惑を掛ける様なら僕の事は見捨ててくれて構わないと言うけど、
もしも何かあった時、あたしが彼を本当に捨てるなんてできるはずがない。
けど、それは彼が1番良く分かっているはず。

拭い去る事のできない不安が常に頭をよぎる。

自分勝手な発想だけど、あたしはまだまだ恋愛を楽しみたい。
それはもちろん今の彼だったり、新しくいい人ができたらその人だったり。


彼と暮らし始めてすぐ、あたしは他に好きな人ができた。
別に彼の事が嫌いになったわけではない。
彼の事はもう親子や兄弟のようなかけがえのない人で"恋愛"という枠組みからは外れてしまっている。長年連れ添っている夫婦な感覚なのかな?
そんな時、あたしは恋をした。
いつもなら様子を伺いながらアプローチを仕掛けるはずのあたしだけど、
片想いから5年経った今でもあたしとその片想いの人は何もない。
ちなみに、今も密かに片想い続行中。(もう会えない人だけど)

どうにかなろうと思えばなったと思う。
男と女、お互いに大人になれば「好きです」なんて言葉はなくても、なんとなく雰囲気で伝わるものがあったりする。そういう特別なもどかしい空気があたしとその人との間に流れていたと思う。いや、これはあくまであたしが勝手にそう思っているだけで単なる錯覚かもしれないけど。でも、決して嫌悪感を抱かれているような様子は全くなかった。

相手は妻帯者で、ちょっと特別な立場の人だった。
向こうからあたしに手を出してくるなんてそんな事は有り得ない。
かといって、あたしから手を出して簡単に落ちる人でもない。
でも、なんとなく通じ合っていたような部分がある。
これこそ本当に片想いマジックで錯覚なのかもしれないけど、
そういう感覚だったからこそずっと片想いが続いていた。

今でこそ、その人の事はいい思い出で、もう手を出すとか出さないとかの次元ではなく、お互いに緩やかに日々を生きて行けたらいいね、と幸せを願い合う仲になったけど、当時は1度でいいから抱かれたくて抱かれたくて仕方なかった。
別に何も望んでいないし何かをして欲しいなんて思った事はないけど、ただ、もっともっと近付きたかった。話をすればするほど魅力的な人間性で、もっと近付いてもっとたくさん色んな話が聞きたかった。
男性として、1人の人間として、本当に尊敬しているし好きだった。
「好き」というより「憧れ」に近い部分があったかもしれない。
けど、あたしが1人の人間にここまで興味を惹かれる事は珍しかった。

恋愛っていうのは、もちろん愛だの恋だの感情があるけど、それ以上に「人間として」好きになれるかどうかが問題だと思う。そういうのを全部ひっくるめて"愛"って呼ぶのかもしれないけど、とにかく男性としてだけでなく、人間的な魅力に溢れる人だった。そんなあの人に出逢えた事を神様に感謝したくなるぐらい。

押し倒してしまいたかった。
何度もそういう衝動に駆られた。
けど、できなかった。

彼がいたから。

これが普通の人間の理性なんだと思う。
ただ、彼には申し訳ないけど、彼の人生を背負ってしまった事をこの時ばかりは心底悔やんだ。

自由に恋愛もできないのか―。

別に結婚しているわけでもなんでもないし、別れてしまえばいいのかもしれない。
けど、それはあたしの選択肢にはなかった。
好きとか嫌いとかそんなレベルの問題じゃなくて、人間としてお互いにどう責任を取るのか。
勝手に我が家にやってきて住み着いてしまった彼。
彼だけを責める事ができれば何もこんなに苦しむ事もないけど、
でも2人の歴史の中でそういう現実ができて受け入れてしまった以上、彼だけの責任じゃない。10年間の流れがあって、今があるんだから。もう、誰が悪いとか誰が弱いとか、そんなくだらない事はどうでもいい。
彼が家を出てきて我が家に来て、受け入れてしまってから、
あたしたち2人は黒い十字架を背負ってしまったのだから。
これはもう共同責任。
彼1人を責めて今ある現実が変わるわけではないのだから。

彼のこと、嫌いになれればいいのに。
何度もそう思った。
情も何もかも無くなって嫌いになれれば、ポンと家を追い出す事ができるのに。
もちろん、家を追い出したあとの心配なんかしなくてもいい。
お金もなく住む家もなく仕事も無くなったしまうかもしれない彼が、どうなろうと知ったこっちゃない。

けど、好きなの。
この「好き」には、片想いの人への想いとはまた別の感情が入っている。
婚外恋愛(不倫)を経験した事のある方には、たぶん分かってもらえる気持ちだと思う。
旦那(奥さん)が1番だけど、それでも他に恋愛の対象として好きな人がいる、この2つの「好き」の違いを。

けど、彼の人生をこのまま背負えないなんて自分勝手だよね。
分かってる、分かってるけど、もうこれ以上いろんな不安に晒されたまま一緒に生活はできない。

選択肢として、彼が家に戻るというのがある。
2人が別れるのか別れないのかは別として、あたしは強くそれを望んでいた。
2人でいくつかの修羅場を覚悟して、これから元(5年前)の生活に戻りたいという気持ちはあるけど、たぶん、2人とも勇気がない。
もう、戻れないところまで来てしまっている感がある。
そして、2人して責任を感じて、どうやって片付けていいのかも分からない。
理屈と現実は違うからね。
キレイゴトだけで世の中渡っていけるほど簡単じゃないのは分かっているつもり。

でも、もうこれ以上は一緒に暮らせない。
今は何事もなく幸せでこのままがいい。
お互いの欲を抑え、未来さえ見なければ充実した「今」だと思う。
できれば修羅場も寂しい生活もしたくない。
けど、そんな生温い事を言っていても、どんどん月日は流れお互いに年齢を重ねていくだけ。月日が経てば経つほど、もがき苦しむ結果が見えている。

2人が今後このような状況で一緒に暮らしていっても、幸せになれる可能性は皆無だ。・・・もちろん、あたしも。彼も。


だから、今。
2人は決断をしなきゃいけない。


次のブログに続く。


HPはコチラ ⇒ **ESCAPE**
2005/10/09 | 不倫10年シリーズ | Comment(12) | Trackback(0)
不倫10年 その3
前回のブログの続きになります。
前回のブログはこちらから ⇒ 不倫10年 その2


一瞬目が点になったけど、深夜だからとりあえず家へ招き入れる。
たった4~5時間前に帰っていった人が、今また目の前にいるという不思議。

彼は何も言おうとしなかった。
あたしも何も聞こうとしなかった。

でも、家できっと何かあったんだろうという察しはついた。
行く所がなくてあたしの家に来たんだろうと。

彼が急に家に上がりこんできて、2日過ぎ、3日過ぎ、いつの間にか同棲生活。
いつまでここにいるの?という具体的な話もないまま、全てがウヤムヤになってしまった。
たぶん、お互いに核心に迫るのが怖かったんだと思う。

好きな人との同棲生活。
あたしには嬉しさ3割、苦痛が7割だった。
あれだけ一緒に朝を迎えたいと願っていた時期もあったのに、今では苦痛の方が大きいなんて。

恋愛だけを中心で生きてきた10代。
愛さえあれば年の差も不倫も関係ないと思えていた。
不倫こそが真の純愛なのだと本気で思っていた10代。

不倫をしている間、知らず知らずにあたしは大人になってしまっていた。

会えない時間を1人でうまくやりすごせるようになった。
週末は1人で遠出して気分転換させる事ができるようになった。
夜は適当な誰かと過ごすスリルもいいかなと思うようになった。

強くなりたい。
成長したい。
もっともっと大人になりたい。

20代になって学校に行こうと決めたあたしは、もうすでに恋愛中心の生活から脱していた。
あたしの10代は、なんて愚かで、なんて綺麗だったんだろう。
今思い出しても、あそこまで恋愛にバカになれた10代はステキだと思う。
名残惜しいとも思う。

でも、今はもう違う。

彼はいたらいたで嬉しいけど、いなきゃいなくても生きていける。
"あなたなしじゃ生きていけない!"なんて、そんな夢見心地の10代は終わってしまった。

割り切っている。

と言ったら変な言い方だけど、実際にはそんな感じ。
生活は生活で、恋愛は恋愛で、ちゃんと区別してそれぞれに没頭している。

10年経った今でも彼のことは好きだし、本当にかけがえのない人だと思うし、
一生あたしは彼の幸せを願うんだろうなぁと思う。

でも、一緒に暮らすのは苦痛だし、ましてや結婚なんてしたいとは思わない。

10代の頃のあたしが聞いたら、ビックリするような変貌ぶり。

あたしはあたしで生きていく。
あなたがいなくても、あたしはいつだってあたし。

恋に恋して浮かれ気分でラブラブしている時期はもう過ぎた。
目の前にあるのは現実のみ。

5年も不倫が続くと、関係は安定してくる。
より深い結びつきができるというか。
法律に縛られていない関係だからこそ、精神的にどこかでそれ以上の強さを欲しがるのかもしれない。

あたしは、もう一生このまま不倫でもいいと思えた。
あたしは自分の生活基盤を大事にしながら、彼とは普通に不倫をする。
決して彼の行動や存在に振り回される事もなく自由に。
義務も責任も約束もない関係。
生活とはかけ離れたところで彼と恋愛を続行していきたい。
そういう意味では、普通の恋愛よりも不倫の方が好都合なのかもしれない。

あたしは自分が思うように生きる。好きなことをする。
彼も思うように生きてほしいし、好きなことをしてほしい。

でもお互いに"かけがえのない人"だと思える関係であり続けたい。

ワガママかもしれないけど、そういう心地良さが欲しかった。
例え遠く離れても思い合える親子のような。
お互いの人生そのものを認め合いながら、いつでも笑顔で会える関係。

もはや、あたしは彼(男、恋愛)に依存しなくなってしまった。
可愛げのない女だと自分でも思う。
こんなにまで成長する必要もなかったのではないかと思う。
けど、会えない時間や寂しさが、自然にあたしを大人にしてしまった。

いきなり、しかも無理矢理はじまってしまった同棲生活。
あの時"帰って"と言えなかった自分を悔やみながら、
さらにまた5年が過ぎて2人は不倫10年目。

苦痛でもあり幸せでもあったこの5年間。
でもやっぱり苦痛の方が遥かに大きくて、何度も衝突を繰り返した。

『一緒に暮らしたくない』と言うあたしに
『いつか一緒に暮らそうって言ったじゃないか。だから家を出てきたのに無責任だ』
と、数年前の口約束を言ってくる。

呆れてものが言えなかった。

家を出てきたのは、家庭内で問題が起こったからであって、そして行き場を失くしてあたしの家に来たのを知っている。
それをあたしとの口約束のせいにされてしまった。
それももう何年も前の約束を持ち出して。
一緒に暮らそうと決めて今のこの家を借りる時には自分から"できない"と断ったくせに。

いつからこんなに子供じみた人になってしまったんだろう。

『いつか一緒に暮らそうね』
17歳の時に発したこの言葉の責任を取れというのなら責任取ってあげるよ。
分かった。我慢して一緒に暮らす。これなら文句ない?

別に嫌いな人じゃないし、我慢や苦痛だけじゃなく幸せだと感じる時もあるんだから大丈夫。
それは普通に結婚していても起こる現実だと思う。
いつも、いつの時だって幸せだなんて限らない。
例えそれが最愛なる人と一緒に暮らしていたとしても。

何が違うか、決定的に違う事はただ1つ。

あたしが望んで一緒に暮らしているわけではないという事。

義務とか責任とか、そういう事ばかりではないけど、少なからずあるのは認めざるを得ない。
好きなのにね。大事な人なのにね。でも一緒に暮らしたくはない。
自分で築き上げてきた生活基盤を乱されるのは我慢できない。

だから彼は極力あたしのやる事には文句を言わない。
あたしの負担になりたくないと彼なりに考えているから。
その点は今でも大変感謝している。
彼のそういう思いやりが無かったら、あたしたちは同棲生活を5年も続ける事はできなかったはず。

お互いに、思い合うところはちゃんと思い合っている。

じゃあこのまま同棲生活を継続させてもいいじゃないかと思うんだけど、やっぱりそうはいかない。

あたしは責任の意味も込めて5年間一緒に生活してきた。
もちろん、嫌な事ばかりじゃなくて楽しい事もたくさんあった。
でも根本的に一緒に暮らしたくないという部分があるから、我慢をしてきている。
【責任】という言葉で。

ちょっと待って。

じゃあ、彼の責任はないの?
離婚もせず、今では蒸発状態で宙ぶらりん。
あたしだけ責任責任って、彼には責任がないの?
あたしにはどういう誠意を見せてくれるの?


次回のブログに続く。


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2005/09/24 | 不倫10年シリーズ | Comment(8) | Trackback(0)
不倫10年 その2
前回のブログの続きになります。
前回のブログはこちらから ⇒ 不倫10年 その1


高鳴る胸を抑えきれずに37歳に電話をする。
単なる世間話だけど、ときめいた心に嘘はつけなかった。
恋愛初期のこのときめき、いつしか忘れてしまうこのときめき、これが媚薬になる。
案の定、また足元がフラついてしまった。
何度同じ事を繰り返しても懲りていない。
ただ単に、愛し、愛されたいだけの子供だったのだ。

その後、二股のような状態で2人と続く。
そして、事件は起きた。
深夜、37歳の彼の家に遊びに行っている時にあたしの家に泥棒が入ったのだ。
それをきっかけに『サランの事が心配で仕方ない。これから一緒に暮らそう』と言われ、
その37歳と同棲する事になった。
(彼はワンルームマンションを引き払い、一軒家のあたしの家に来た)
そうなってしまった以上、二股を続けるわけにもいなくてあたしたち2人は一旦別れた。
これでいいんだと言い聞かせた。
これでいいんだと...。

37歳彼とはお互いの実家に何度も遊びに行って、両家の親も公認の仲になった。

けど、違う...

なにか、違う...

"いい人"と"好きな人"は全然違うよ...

ようやく分かった。ようやく。
遅かったけど、いっぱい回り道したけど、いっぱい色んな人を傷付けてしまったけど。

結局、半年足らずで37歳とは別れた。(ちなみに彼は広島を離れ実家に戻ってしまった)

15歳の時、ちょっとした気まぐれでときめいた人と付き合い、
やっぱりこの人ではないと気付いて別れてしまったけど、その後その人はあたしへの遺書を残して自殺してしまった。

17歳の時、ちょっとした気まぐれでときめいた人と付き合い、やっぱりこの人ではないと気付いて別れてしまった。

そして19歳、ちょっとした気まぐれでときめいた人と付き合い、やっぱりこの人ではないと気付いて別れてしまった。
そしてその人は仕事を辞め広島を離れ実家に戻ってしまった。

何度同じ事を繰り返すのか。
何度人を傷付ければ分かるのか。

この過去3度の過ちがあるから、今のあたしは慎重かつ臆病になってしまった。
誰のせいでもない。自分のせいで。
もうこれ以上、人を傷付けるのは嫌。


37歳の彼と別れたあと、あたしたちは元のサヤに戻った。
だけど、山アリ谷アリ5年も過ぎると、恋だ愛だの浮かれた感情はなく冷静だった。
男に食わせてもらおうだとか、結婚して家庭を持ちたいだとか、そんな願望は10代で消えてしまった。
不倫を長く続けてしまったあたしは、結婚願望というものが薄れてきてしまった。
結婚なんて所詮は紙キレ1枚の問題(それが重いんだけど)であって、2人の気持ちがあるなら形式なんて何もいらない。
強がりでもなんでもなく、本当にそう思えてきてしまうようになったのだ。
それだけ結婚だとか男だとかに依存しなくなってきてしまった。(可愛げのない女だ)

ちょうど20歳を迎えたあたしは、何かしなくてはと焦っていた。
もう結婚などに夢を見なくなったあたしは、女1人でも生きていける力が欲しかった。
幸い、収入はかなりあった。女1人食べていけるのに十分すぎるほど。
じゃああとは何が足りないかと考えた時に、知識と教養が足りないと思った。
女1人で生きていくためには仕事ができなきゃダメだ。そのためには勉強しなくちゃダメだ。
よし、学校に通おう。
何の学校に通うか?
ちょうどPCを買ったばかりだったから、PCの専門学校に行こうか。
いや、もっとちゃんとした段階を踏むのなら高校から行かなきゃいけない。

あたしは学歴が中学卒業だった。
とにかく早く自立がしたくて、高校受験なんてしないでずっとアルバイトをしていた。
自分が稼いだお金で家を借りて、仕事をしながら自分だけの力で生きていく。
親元から早く自立したくて、同世代の子よりも早く世間というものを見てみたくて。
とにかく大人になりたくて仕方なかった。
周りが全員子供に見えたから、あたしは早く大人の仲間入りしたかった。
自分で言うのも変だけど、正直言って勉強はそこそこできていた。
頭の回転が速いとよく言われるし、今でも記憶力には抜群の自信がある。(勉強以外でw)
高校に行かないと言ったあたしを、先生はどうにかしてどこかの学校に入学させようと必死になってた。
今のあなたなら必死に勉強しなくても推薦で行ける高校はたくさんあるから...。
でも、行かなかった。

だからあたしは、20歳になって高校に行くことを決めた。
特別な知識は後回しでいい。とりあえず一般的な知識や教養を身に付けよう。
決して中卒の自分を恥じていたわけではないけど、できるものならやってみようと思った。
勉強をする事によって今後の人生に得るものはたくさんあるだろうけど、損をする事などないだろうと思った。

1人で生活していかなきゃいけないから、仕事を辞めるわけにはいかない。
じゃあ仕事をしながら行ける高校・・・あ、通信制があるじゃない。

学校の入学説明会に行き、パンフレットをもらい、入学志願書を出し、
面接に突破すれば春からは高校生ライフがやってくる。
勉強しよう。
どんな現実にぶつかっても怖くないと思える、人並みの知識と教養を身に付けよう。

1人で生きていくと決めた第1歩の始まり。

夜10時 彼が帰っていった。
いつものように玄関先で「じゃあね。また明日」と見送るあたし。寂しくなんてない。

その数時間後、真夜中に玄関のチャイムが鳴る。

そこに立っていたのは、ボストンバッグ1つ抱えた彼だった。


次回のブログに続く。


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2005/09/20 | 不倫10年シリーズ | Comment(6) | Trackback(0)
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